レッズ・秋山“右肩上がり”のマルチ!OP戦9試合目で初長打&初打点

[ 2020年3月10日 02:30 ]

オープン戦   レッズ8-8エンゼルス ( 2020年3月8日    グッドイヤー )

4回、左翼線に適時二塁打を放つレッズ・秋山
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 レッズの秋山翔吾外野手(31)が8日(日本時間9日)、エンゼルス戦に「1番・中堅」で先発出場。4回にメジャー初長打、初打点となる左翼線適時二塁打を放つなど3打数2安打1打点と活躍した。これで3試合連続安打をマークし、その3試合は9打数5安打で打率・556と調子は右肩上がりだ。

 巧みなバットコントロールで三塁線を抜いた。4回1死一、二塁。秋山が横手左腕ヤンの外角低め90マイル(約145キロ)の直球を捉えた。オープン戦9戦目で初の長打&打点となる左翼線二塁打だ。

 「まだ、しっかり捉えて間を抜けたというのではない。バットの先でしたが、ああいう場面でファウルにならずに、あそこに飛んでくれたのが一番」

 リベンジの連続成功でオープン戦2度目の複数安打につなげた。3回の2打席目はJ・C・ラミレスのカットボールを一、二塁間への二塁内野安打。初回に一ゴロに抑えられた同じ球種を、二塁手がダイビングキャッチするヒットゾーンへ運んだ。4回の変則左腕からの安打も前日2三振の反省を生かしたもの。「同じ形でやられないように」。左腕を苦にしないことを味方ベンチにもアピールする大きな初長打だった。

 デービッド・ベル監督も「確実にバットにボールを当てて前に飛ばしてくれるし、よくボールも見てくれる」と評価。ボットと計6打席で4度も出塁した1、2番コンビに「(1、2番が)塁に出る重要性をずっと口にしている。質の高い、チームにプラスになる打席を送ってくれている」と上機嫌だった。

 これで3戦連続出場で3戦連続安打。計9打数5安打と調子は右肩上がりで周囲の評価も日を追うごとに高まっている。「9打席立って9タコなら、こんなにしゃべりはしませんよ」と冗談めかし、最後は「先週に比べて良くなっている。これを手放さないようにしたい」と表情を引き締めた。(グッドイヤー・奥田秀樹通信員)

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