中日ドラ1・石川 アピール意識せずマイペース調整貫く「頑張りすぎず、うまくやる」

[ 2019年12月30日 05:30 ]

OB会でチームメートと焼きそばを焼く石川(左)
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 中日のドラフト1位・石川(東邦)は29日、年明けから始まる新人合同自主トレにおいてアピールを意識することなくマイペース調整を貫く意向を示した。

 「頑張りすぎず、うまくやっていけたら。去年、根尾さんはスタートでけがをし、自分の思ったようにできなかったと思う。持っている力以上のものを出そうとせず、自分と相談しながらやりたい」

 今年1月の新人合同自主トレで同じ1位入団で注目を浴びた根尾が右ふくらはぎの肉離れを起こしキャンプは2軍スタート。リハビリに多くの時間を費やすことになりシーズン出遅れの主要因となった。

 来年も与田監督が合同自主トレ初日から視察予定だが、先輩の苦い経験を参考に「いきなり力をバンと出して、どこかをプチンとやらないよう徐々にやっていきたい」と、指揮官の存在も自身の中では“消す”構えでいる。

 この日は愛知県東郷町にある東邦の野球部グラウンドでOB会に参加。軟式でのOB戦では貫禄の2安打を放ち盛り上げた。27日までは後輩らとともに沖縄合宿で精力的にトレーニングに励み「順調に準備できている」という。力みすぎることなく、自然体でプロの世界に飛び込む。(徳原 麗奈)

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2019年12月30日のニュース