巨人・小林 恩師の広陵・中井監督から「喝」3連発!厳しい指摘に「原点に返った」

[ 2019年12月30日 05:30 ]

野球教室で笑顔を見せる巨人・小林                            
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 巨人・小林誠司捕手(30)が「不動の正捕手」へ、恩師の「喝」3連発に応える。29日、広島市内にある母校・広陵で行われた同校OBのプロ野球選手による野球教室に参加し、「元気をもらって原点に返って、また来年も頑張りたいという気持ち」とエネルギーをチャージした。

 盗塁阻止率は4年連続リーグトップで年俸1億円を突破した球界屈指の捕手だが、中井哲之監督からは厳しい指摘を受けた。「保険をかけたコメントが多い」。来季目標として教え子は「100試合以上出場」を掲げるが、「マイナスのことを言うとマイナスの脳になるし、動きになる」。これでは物足りないと感じた。

 さらに、「人は変えることができないので自分が変わるしかない」と自己改革も求めた。「俺が一番うまい。一番信頼されとる」と自信を持つことを望む。そして最後に「笑顔がもっと増えたらいい」と注文。同校OBの結婚披露宴でスピーチした際には、同席した小林を立たせて「作り笑顔でも(負の感情は)笑ったら消える」と実演させた。3つの共通点はポジティブ思考――一流から超一流へ、これが殻を破るきっかけとなる。

 恩師の言葉を受け、小林は「(監督は)人として尊敬できる方。強い気持ちを持って戦えるように頑張りたい」と誓った。来年1月は古巣・日本生命で自主トレを行う。「目指しているのは日本一。(日本シリーズで)悔しい負け方をした。やるべきことはたくさんある」。生命保険は大事でも、野球において保険はもう必要ない。(岡村 幸治)

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