ロッテ 涌井、楽天移籍発表「勝つための努力と準備は変わらない」ファンに感謝も

[ 2019年12月19日 13:07 ]

ロッテ・涌井
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 ロッテの涌井秀章投手(33)が楽天へ金銭トレードで移籍することが19日、両球団から発表された。背番号は「16」。

 2013年オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使し、西武からロッテへ移籍。西武での最後の2年間はリリーフだったが、先発へ復帰すると15年には15勝で自身6年ぶり3度目の最多勝に輝いた。17年以降は2桁勝利がなく、今季は背番号を「16」から「18」へと変更したが、わずか3勝だった。

 チームでは今季3年目の種市が石川に並ぶトップタイ8勝をマークしたほか、二木、岩下、小島、土肥、佐々木千と若手の先発候補が次々、台頭。来季は楽天からFA移籍で美馬が加わることもあり、先発にこだわりを持つ涌井の希望をかなえるために移籍先を模索した。

 楽天は今季、則本昂が5勝、岸が3勝にとどまっていたが、美馬が抜け、先発陣は手薄。今季2億円の年俸は高額だが、比較的ハードルの低い金銭トレードになったこともあり、両球団合意した。

 涌井は球団を通じ、次のようにコメントを発表した。

 「新たな場所に身を置きますが、今まで通り勝つための努力と準備は変わらないので来シーズンに向けてこのオフシーズンをしっかりと過ごしていきたいと思っています。チームは変わりますが、ロッテファンの皆様にはどんな時も応援をしていただき選手として本当に心強かったですし、その声援はボクの宝物で感謝の気持ちしかありません。6年間、本当にありがとうございました」

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