ソフトB メジャー54勝左腕リストアップ!バレの次はローテ補強、レイズ元エースのムーア

[ 2019年12月19日 05:30 ]

フトバンクが獲得を狙う前タイガースのムーア(ゲッティ=共同)
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 ソフトバンクが前タイガースのマット・ムーア投手(30)をリストアップしていることが18日、分かった。4年連続の日本一とともに、3年ぶりのリーグ優勝を目指す来季。前ヤクルトのバレンティンの獲得に続き、今度は投手補強に乗り出す。先発ローテーションの一角を担う外国人がターゲットだ。

 有力候補に挙がるのが、今季タイガースに所属したムーア。150キロ台後半の直球を武器にメジャー通算54勝、806奪三振を誇る左腕だ。レイズ時代の13年に17勝を挙げ、エースとして活躍。同年に球宴にも選ばれた実績を持つ。14年に左肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたが、16年に13勝を挙げて復活。今季はわずか2試合の登板でFAとなっていた。

 三笠杉彦GMは今オフ、チーム編成について「レギュラーがフル出場することを想定して編成しない方がいい。コンディションのいい選手、高いレベルの選手に出てもらう状態をつくるのがフロントの仕事」と話している。レギュラーや主力が故障や不振に陥った際に、チーム力を落とさずにシーズンを戦い抜くため、戦力の充実に努める構えを示していた。今季で契約が切れたバンデンハークが1年契約で来季の残留が決定したが、さらなる先発陣の厚みを狙う。

 さらに来年は東京五輪が開催される。五輪予選に出場が予想されるキューバ勢のモイネロ、デスパイネ、グラシアルが一時、チームを離れる場合に備え、戦力ダウンを避ける編成がチームには求められる。リーグV&日本一の完全優勝に向け、補強の手は緩めない。

 ◆マット・ムーア 1989年6月18日生まれ、米フロリダ州出身の30歳。07年ドラフト8巡目(全体245番目)でデビルレイズ(現レイズ)から指名され、プロ入り。11年にメジャーデビューし、13年には自己最多の17勝(4敗)を挙げた。その後、ジャイアンツ、レンジャーズを経て、今季はタイガースでプレー。1メートル90、95キロ。左投げ左打ち。

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2019年12月19日のニュース