履正社 2年生右腕・岩崎が無四球完投で初V王手 決勝での登板にも意欲「準備はしています」

[ 2019年8月20日 13:05 ]

第101回全国高校野球選手権大会 準決勝   履正社7―1明石商 ( 2019年8月20日    甲子園 )

<明石商・履正社>1失点完投で決勝進出を決め、小さくガッツポーズの履正社・岩崎(撮影・北條 貴史)
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 第101回全国高校野球選手権大会第13日は20日、甲子園球場で準決勝が行われ、第1試合は履正社(大阪)が7―1で明石商(兵庫)を下して初の決勝進出。聖地初優勝に王手をかけた。

 2年生とは感じられない堂々の投球だった。岩崎は「先輩たちが支えてくれたので助かった。3年生と少しでも長く野球がしたいんで、やっぱり長いイニングを粘ることを意識しました」と準決勝の舞台を1人で投げ抜いた。

 今日は準々決勝で完投したエース左腕・清水を温存。それでも後輩をサポートし、岩崎も「ベンチでも清水さんをはじめ、3年生のピッチャー陣が支えてくれたおかげでず」と感謝した。9回を1人で投げ抜いた右腕は「できるだけランナーを出さないように心掛けた」と無四球での完投。コーナーと高さを丁寧についた。

 これで甲子園初優勝に王手をかけた。それでも岩崎は「今日は、今日で勝ったことが良かった。次の試合は切り替えて、また調整したい」と気を引き締め「(決勝での登板も)準備はしています」と力強く語った。

 試合後、岡田龍生監督は2年生を登板させた経緯について「(選手たちが納得した上で)岩崎でいくと。(チームとしては)7点以上取るぞと。打線でなんとかカバーするぞということで、チームが1つになれた」と振り返った。

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