大谷、連日サイクルなら“ご褒美”はランボルギーニだった!調子上向きの裏にプホルスのサポート

[ 2019年6月26日 09:00 ]

水原通訳 I REPORT

プホルス(右)と話す大谷(撮影・会津 智海)
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 翔平が今月13日のレイズ戦で日本選手初のサイクル安打を達成しました。誰が発案したかは分からないですけど、グラウンドでインタビューを受けてクラブハウスに戻ると、ランドリー用のカートが2台用意されていて…。それに乗せられ、シャワールームでビールをかけられ祝福してもらいました。

 翔平もユニホーム姿でビールの他にシャンプーとか靴磨き用のスプレーとか、いろいろなものを全身にかけられていました。昨年のメジャー初安打、初本塁打の時もやってもらいましたが、僕もやられたのは初めて。凄くうれしかったですね。

 みんなから祝福の言葉がありましたが、プホルス選手からは「次の日もサイクル安打を達成したら好きな車を買ってやるよ」と言われていました。プホルス選手はランボルギーニ(イタリアの高級スポーツカー)に乗っているんですが、翔平が「あれをください」と言ったら「やるよやるよ」と。結構マジな感じでしたね(笑い)。

 プホルス選手はいつも翔平を気にかけてくれます。1日のシアトルでのマリナーズ戦の打撃練習の時には「そこまでポイントを引き寄せなくてもいい。せっかくフィールドを使って練習しているんだから、もっとポイントを前にして、打球を飛ばして球場のイメージを沸きやすいようにしていけばいい」と助言をくれました。ジェスチャーを交えながら「ポイントを後ろにすると体が先に開いてしまう」と説明してくれました。翔平は6月になって調子が上がってきましたが、あのアドバイスがきっかけになったんじゃないかと個人的には思っています。

 ところで、本拠地での登場曲が米国の人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のテーマ曲に替わったのは、お気づきでしょうか。本人がドラマを見ていて周囲から「昨年と登場曲が一緒だから替えたら?」と言われ、ちょうど最終回で話題になっていたので替えたようです。

 前半戦もあとわずかとなりました。今年は絶対チャンスだと思うので、オールスター戦に出てほしいですね。このまま打ち続けて、もし本塁打競争に出れば、たぶん優勝できると思います。とにかくケガだけに気を付けて、僕もしっかりサポートしていきたいと思います。(エンゼルス通訳)

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2019年6月26日のニュース