九里に記念球を返してあげて――。カープ広報がブログで呼びかけ「まだ亜蓮の手元にありません…」

＜楽・広＞プロ初完封勝利にガッツポーズする九里（撮影・吉田　剛）
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　記念球を返してあげて――。広島の公式サイト内にある広報ブログが25日夜に更新され、九里亜蓮投手（27）がプロ初完封を飾った記念のウイニングボール返却を丁重に呼びかけた。

　九里は今季交流戦ラストマッチとなった25日の楽天戦（楽天）でプロ初完封。二塁すら踏ませず、散発3安打無四球という快投で今季3勝目を挙げ、チームの連敗を3で止めた。

　だが、敵地で行われたヒーローインタビューの最後に衝撃的な告白が待っていた。「きょうの初完封ボールを（西川）龍馬にスタンドに投げられてしまったので、もう一回このようなピッチングをして、次はボールをもらいたいと思います」。9回2死から島内の左飛を処理した西川龍馬（24）が楽天ファンが陣取る左翼スタンドへそのまま投入。その後もボールが返ってくることはなかったのだ。

　「たかあきブログ」を担当する松本高明広報（35）は2014年に現役を引退した元内野手。九里の快投を喜んだ後で「初完封のウイニングボールはというと試合終了後に龍馬がスタンドに投げ入れてしまったらしくまだ亜蓮の手元にありません…」と説明し、「ボールをキャッチしたファンの方、できれば亜蓮にボールを返して頂けると大変有り難いですm(__)mどうかよろしくお願い致しますm(_ _)m」と記念球返却を切に、切に訴えていた。