阪神・植田が初アーチ 5年目、通算275打席目「うれしい気持ちと恥ずかしい気持ち」

[ 2019年6月13日 05:30 ]

交流戦   阪神8―2ソフトバンク ( 2019年6月12日    ヤフオクD )

<ソ・神> 8回1死二塁、右越えにプロ初本塁打となる2ランを放った植田(撮影・大森 寛明)
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 ビックリの初アーチだ!阪神・植田が記念すべき一撃で快勝劇に華を添えた。見せ場は4点リードの8回1死二塁の場面だ。ソフトバンク3番手・松田遼の内角低め直球をフルスイング。右翼席へ放り込む2ランでトドメを刺した。プロ5年目、通算275打席目に飛び出した待望のアーチに目を丸くしながらダイヤモンドを一周した。

 「感触は良かったです。うれしい気持ちと恥ずかしい気持ち。(みんなから)ナイスバッティングと言ってもらえました」

 7回に二塁打を放った北條への代走で出場。遊撃に就き、最初の打席で快音を響かせた。近江から14年ドラフト5位で入団。元々は右打者だが、足の速さを生かすために16年からスイッチに挑戦した。左打席での一発はパワーがついた証しだ。矢野監督は力こぶを示すようなガッツポーズで出迎えてくれた。記念球も手元に戻ってきた。指揮官の秘蔵っ子は「良かったです」と満足げにバスへ乗り込んだ。(吉仲 博幸)

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2019年6月13日のニュース