DeNA・ロペスが日本新 一塁手1517連続守備機会無失策 巨人時代同僚・古城氏ミットで偉業

[ 2019年5月17日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA2-3中日 ( 2019年5月16日    横浜 )

7回、守備機会連続無失策のプロ野球記録を更新しボードを掲げるロペス(撮影・会津 智海)
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 DeNA・ロペスの守備のポリシーは「しっかり足を動かしてボールに対応する」。基本だからこそ何より大切にしている。6回2死ではビシエドの強烈な打球を横っ跳びして好捕した。そして7回2死一塁。ロメロのゴロを処理した中井からの送球を受け、一塁手として連続守備機会無失策1517のプロ野球新記録を達成した。

 「凄くうれしい。試合前は知らなかったけど、知っていたらプレッシャーになっていたかも」。1967~68年に榎本喜八(東京)がつくった記録を51年ぶりに更新。ゴールデングラブ賞4度の名手は「意識せずに日々プレーしてきた。いつかはエラーをすると思うけどね」といたずらっぽい表情で笑った。

 巨人時代の13年春季キャンプから、当時同僚の古城茂幸氏(43)にもらったファーストミットをずっと愛用している。「彼に感謝したい。このミットのおかげでゴールデングラブ賞も獲れて、新記録もつくれた。会って直接お礼が言いたいよ」。ロペスは感謝の思いを込めて高級腕時計などをプレゼントしている。絆のミットが偉業達成を手助けした。

 バットでも9回1死一塁で右中間二塁打を放つも1点差で惜敗。チームは今季ワーストタイの借金11となった。記録を1518まで伸ばしたロペスは「勝っていたらもっと喜べた。これからも少しでも多くの機会で(記録を)更新したい」。チームの浮上へ、攻守にその存在は欠かせない。(鈴木 勝巳)

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2019年5月17日のニュース