大谷 20日に手術後初めて全体練習に参加、打撃練習へ

[ 2019年4月19日 12:24 ]

エンゼルスタジアムで再会した大谷と菊池(Angels Baseball提供)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(24)が19日(日本時間20日)に、昨年10月の右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)後初めて全体練習に交じり打撃練習を行うことが決まった。ブラッド・オースマス監督(50)が明かした。

 「ショーヘイ(大谷)は明日、第3グループに入ってコーチの球を打つ打撃練習を他の選手たちとする。だいたい(現地の)午後4時40分くらいからじゃないかな」

 同日のマリナーズ戦前の練習で、他の同僚打者に交じってフリー打撃を行う。大谷は3月27日にコーチの球を打つ屋外フリー打撃を再開させたが、これまでは全体練習とは違う時間帯に、単独で非公開で行われていた。同監督は「同じ組で他の選手が強く打っているのを見て、感化されて力が入ってしまうかもしれないので」と理由を説明していた。大谷は15日の定期健診で右肘に異常がなく、来週22日(同23日)以降に実戦形式で投手と対戦するライブBPを行うことが決まっている。全体練習に合流してのフリー打撃は患部が順調なためで、早ければ5月初旬にもと見られる打者復帰へまた段階が上がる。

 この日は置きティーを5球、下手投げのトス打撃を10球、ケージ内で上手で投げられた球を15球、マシン打撃を25球と振り込んで調整した。キャンプ以来、大谷のここまでの打撃練習は全て報道陣シャットアウトの非公開で行われてきた。久しぶりに公開される打撃練習で、どんな球筋を描くのか。メジャーの試合前フリー打撃練習は1グループ約20分間、3~4人が順番ごとに数スイングして交代していく“打ち回り”で行われる。(アナハイム・後藤 茂樹)

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2019年4月19日のニュース