オリックス2年目・西浦 開幕スタメン当確?実戦全試合フル出場で打率3割超え 西村監督も高評価

[ 2019年2月26日 20:10 ]

<練習試合 オ・ロ>1回無死一塁、西浦颯大は右中間に適時三塁打を放ち、一塁を回る(撮影・井垣 忠夫)
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 高卒2年目で売り出し中のオリックス西浦颯大外野手が「開幕スタメン」をグッと引き寄せた。

 26日のロッテとの練習試合では、2番・中堅で出場。初回、無死一塁では涌井の138キロ直球で見事にヒットエンドランとなる右中間への適時三塁打を放ち、先制点をもぎ取った。作戦成功となった西村監督は「あの場面は初球に直球の確率が高くなる。しっかり状況を把握している」と高く評価。さらに5回には「安田が下がっていたのが見えた」(西浦)と、強めにセーフティーバントを転がすなど、持ち味を発揮。西村監督も「その後の(メネセスの)左中間の当たりで還ってきたし、打席が多くなる度に良いものを見せてくれる」と、開幕スタメンに当確ランプをともすかのような評価で、目を細めた。

 ここまで今春は9度の実戦に全てフル出場し、27打数9安打の打率・333。前日25日の紅白戦では4打数無安打に終わったが、次の試合ですぐに取り戻すあたりは、さすがだ。特に8回、1死一、三塁の場面では、唐川の難しい内角スライダーを一ゴロとして、狙い通りに打点をゲット。「きょうは、あの一打が一番うれしかった」と西浦は控え目に笑ったが、西村監督は「終盤で1点、2点を取るのは大事。チームとしてもきょうは最高の勝ち方」と称賛した。

 19年版の打線は「3番メネセス、4番吉田正」が基本スタイル。1、2番の出塁率がカギで、この日、4打数2安打、2打点2得点の西浦は大きくアピールに成功した格好だ。19歳にブレークの予感が漂ってきた。

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2019年2月26日のニュース