中日 伊東ヘッド 根尾は「イチローっぽいところがある」

[ 2019年1月13日 05:30 ]

根尾(左)と握手する伊東ヘッドコーチ(撮影・椎名 航)
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 中日の伊東勤ヘッドコーチ(56)が12日、ナゴヤ球場で新人合同自主トレを初視察。ドラフト1位・根尾(大阪桐蔭)を「(マリナーズの)イチローっぽいところがある」と希代のバットマンに重ね合わせた。

 球界屈指の名捕手として、同じパ・リーグでイチローが打席に立つ姿を間近で見てきた。その伊東ヘッドが着目したのはトス打撃での根尾の足の使い方。テークバックからインパクトまでの瞬間を「イチローもよくこういう動きをする」とジェスチャーを交え語り始めた。

 「野球選手は内転筋を故障する選手が多いけど、(根尾は)どちらかというと内転筋が強いと思う」と下半身のバランスを司る筋肉の強さを絶賛。その理由として「彼は小さい時から訓練、鍛え方というかスキーをやっていたでしょ。そういう筋肉の強さがある」と説明した。

 「スポーツは外に逃げる力でなく、内側の力がどれだけ使えるか。そういう部分ではいい体つきをしている」と伊東ヘッド。1メートル77と決して大きくない根尾の高い身体能力の所以を力説した。

 当の根尾はこの日、京田と初対面。遊撃のライバルとなる先輩に「分からないことがあれば聞きたい」と固い握手を交わした。伊東ヘッドに褒められた体についても「自分の体型に一番良い形を見つけていきたい」とさらなる進化を誓った。

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2019年1月13日のニュース