ヤクルト 元イチロー同僚剛腕獲り 平均球速151キロ、秋吉放出の中継ぎ補強

[ 2018年12月21日 06:43 ]

スコット・マクガフ(AP)
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 ヤクルトが新外国人候補として、今季ロッキーズ傘下3Aアルバカーキに所属したスコット・マクガフ投手(29)の獲得に動いていることが20日、分かった。常時150キロを超える速球が武器の右腕に、救援の一角として期待をかける。

 15年に在籍したマーリンズではイチローとチームメート。同年8月20日フィリーズ戦でのメジャー初登板では三塁打を含む2安打の援護を受けた。メジャーでは全て救援で6試合の登板。そのうち5試合はレジェンドが右翼を守る中で投げた。データサイト「ファングラフス」によれば直球の平均球速は93・8マイル(約151キロ)。これにスライダー、チェンジアップなどを交える。今季は43試合に登板し、10・22と高い奪三振率をマークした。

 チームは今季2位ながらチーム防御率は4・13と課題を残した。外国人はバレンティン、ブキャナン、ハフの残留が決定。すでに先発候補のスアレスと基本合意に達したことも発表しており、球団幹部は「あとは救援投手を獲得したい」と話していた。11日には秋吉をトレードで日本ハムに放出。入団1年目の14年から3年連続60試合以上に登板した鉄腕を欠いて手薄となった中継ぎ投手の補強は急務だった。守護神・石山につなぐ「勝利の方程式」の一員として、重要なピースが埋まることになりそうだ。

 ◆スコット・マクガフ 1989年10月31日生まれ、米ペンシルベニア州出身の29歳。11年ドラフト5巡目指名でドジャース入りし12年途中にマーリンズ移籍。15年にメジャーデビューを果たした。メジャー通算6試合で0勝0敗0セーブ、防御率9.45。今季3Aでは43試合で7勝3敗1セーブ、防御率5.55。1メートル80、86キロ。右投げ右打ち。

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2018年12月21日のニュース