工藤ソフトB 超攻撃的布陣裏目に…守備乱れ打線も1点のみ

[ 2018年10月28日 21:30 ]

SMBC日本シリーズ2018第2戦   ソフトバンク1―5広島 ( 2018年10月28日    マツダ )

<広・ソ>4回1死一、三塁、空振り三振に倒れた柳田(左)の奥で険しい表情の工藤監督(撮影・尾崎 有希)
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 左腕・ジョンソンに対して、ソフトバンクはスタメン野手4人を入れ替えて右打者7人を並べる超攻撃的布陣で臨んだものの、序盤に守りのミスが出て第2戦を落とした。

 工藤公康監督(55)の狙いが裏目に出た。初回、先頭・田中の打球は守備に不安のある左翼・デスパイネのもとへ。浅い飛球にチャージをかけたものの、捕球できず二塁打とすると、2死三塁から鈴木の遊撃内野安打で先制された。3回にも無死一塁で菊池の二ゴロを川島が二塁へ悪送球。この回、2点を追加された。

 前日、左太腿に死球を受けた内川がベンチ外となったのは別にして、左投手に強い川島、左太腿裏痛から復帰した今宮、守備に不安のあるデスパイネ、打撃不振で先発落ちしていた松田宣と右打者をスタメンに抜てきし、勝負に出た工藤監督だったが、守備でバンデンハークの足を引っ張る形になってしまった。

 打線も3点を追う4回、無死一、三塁の好機で4番・柳田が内角攻めに苦しみ、空振り三振するなどクリーンアップがジョンソンの前に沈黙。7回に柳田と松田宣に今シリーズ初安打が出て1点を返したものの、チグハグな戦いぶりが目についた。

 ▼ソフトバンク・工藤監督(打線は)走者をかえせるときもあれば、かえせないときもある。みんな一生懸命やっている。(守備では)ミスもあるが、何とかしようという気持ちはあったと思う。四つ勝つためにどうするか、これから考えたい。

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2018年10月28日のニュース