大阪桐蔭のドラ1候補「根尾詣」がスタート 5日はオリなど面談

[ 2018年10月5日 05:30 ]

今秋ドラフト1位候補の大阪桐蔭・根尾(右)と同1位候補の藤原
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 今夏の甲子園大会で史上初となる2度目の春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭から根尾昂内野手(3年)と藤原恭大外野手(3年)、柿木蓮投手(3年)、横川凱投手(3年)の4選手が4日、プロ志望届を提出した。日本高野連の公式サイトで発表された。また、浦和学院の渡辺勇太朗投手(3年)も提出し、計103人となった。

 今秋ドラフトの目玉として注目を集める1位候補の根尾や藤原ら大阪桐蔭から4選手がプロ志望届を提出した。正式な表明を受け、各球団スカウトの動きは一気に熱を帯びてくる。5日からは調査書を求める各球団との面談なども予定されており、訪問のトップバッターはオリックスなど複数球団にのぼる。「根尾詣」がスタートする。

 春の選抜では史上初となる2年連続の胴上げ投手に輝き、最速150キロ。打者としても高校通算32本塁打を誇る二刀流は1番人気だ。今夏の甲子園大会で史上初2度目の春夏連覇を成し遂げ、3日の福井国体で8冠を達成。副将として最強世代を引っ張ってきた。

 国体最終日の3日には「どこを守ってもチームの勝利に貢献したいし(プロで)長くやりたい」と決意を明かした背番号6。遊撃手、投手として非凡な才能を持ち、高校日本代表では右翼も守った。12球団OKの姿勢だが、各球団の育成方針は最も気になるところだろう。「自分がやりたいと思ってもそこでやれるかは分からないので」と二刀流継続に含みも持たせていた。

 国体初日の1日には中日が今秋ドラフトでの1位指名を明言した。中田宗男アマスカウトディレクターは「遊撃、投手、外野とどこでもできる。固定概念は持たない方がいい」と二刀流挑戦を認める方針を示した。1位候補の一人に挙げる阪神も担当の畑山俊二チーフアマスカウトが国体最終日の3日まで視察。既に9月中旬に同校へ調査書も渡している。新チームは7、8日に秋季大会を控えており、9日から各球団の「根尾詣」は本格化しそうだ。(吉仲 博幸)

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