ロッテ大隣、古巣で笑顔ラス投 両軍ファンから「大隣コール」

[ 2018年10月4日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ2―10ソフトバンク ( 2018年10月3日    ヤフオクD )

引退登板を終えた大隣は工藤監督(左)から花束を受け取る(撮影・岡田 丈靖)
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 慣れ親しんだヤフオクドーム。古巣ソフトバンク戦という最高の花道でロッテ・大隣は「本塁打されようが、直球勝負」の宣言通り、初回、上林に真っ向勝負した。2球目の137キロを右前打されたが、やりきった笑顔でマウンドを降りた。

 「何度も泣きかけたけど自分の性格に涙は合わない。笑顔で終われた。最後ここ(ヤフオクドーム)で終われたのは良かったです」

 マウンドには選手、井口監督が駆け寄り、一塁側からは工藤監督が花束を手に出てきた。昨季までバッテリーを組んだ高谷は号泣。試合後には両軍の選手に7度胴上げされた。14年には国指定の難病・黄色じん帯骨化症手術から復帰し日本一の原動力になった。当時を知るスタンドからは敵味方関係のない「大隣コール」が降り注いだ。 (福浦 健太郎)

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2018年10月4日のニュース