大谷が勧告されたトミー・ジョン手術 ホセ・カンセコ氏は手術の翌年31本塁打

[ 2018年9月9日 21:35 ]

現役時代のホセ・カンセコ氏=2002年撮影 (AP)
Photo By スポニチ

 エンゼルスの大谷は右肘の内側側副じん帯に新たな損傷が見つかり、球団からじん帯再建手術を勧告された。この手術は通称トミー・ジョン手術(TJ手術)と呼ばれているが、受ける選手のほとんどが言うまでもなく投手。だが、数は少ないながらも捕手や野手も過去に受けている。

 メジャー歴代37位の通算462本塁打を放ったホセ・カンセコ氏(54)もTJ手術を受けた一人。レンジャーズ時代の1993年に大量リードを許した場面で投手としてマウンドに上がったが、この登板で肘を痛め、TJ手術を受けることになった。

 投手はTJ手術から復帰まで14カ月ほどの期間を要するが、野手は投手に比べて早期復帰が可能。カンセコ氏も93年5月に肘を痛めたが、翌年の4月には戦列に復帰。同年はストライキにより、8月にシーズンが打ち切られたが、指名打者として111試合に出場して打率2割8分2厘、31本塁打、90打点と活躍を見せ、カムバック賞も獲得した。

続きを表示

この記事のフォト

2018年9月9日のニュース