阪神 小野 4回4失点で4敗目「攻めた結果、打たれたので…」

[ 2018年8月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―6巨人 ( 2018年8月25日    東京D )

4回、阪神・小野(右から2人目)はピンチを招きナインがマウンドに集まる(撮影・岩崎 哲也)
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 球界最高峰の投手との初の投げ合いは早期降板であっけなく幕を閉じた。巨人戦の先発を任された阪神・小野は先制、中押しを許す苦しい投球で4回4失点で4敗目。菅野に力の差を見せつけられた。

 「攻めた結果、打たれたので…」

 結果的に初回で勝負を決められた。先頭・坂本勇に復帰初打席で右前打を浴び、2死二塁で迎えた岡本に痛打された。3球目に内角を狙った直球が真ん中に入ったところを見逃してくれなかった。左翼席中段に飛び込む2ランを被弾。難敵の菅野攻略をもくろむ打線に重くのしかかる2点となった。

 追加点を与えない粘投を期しながら4回に再びつかまった。先頭の岡本を四球で出し、阿部には右前打でつながれ、暴投も絡んで無死二、三塁。長野には高めに浮いた「失投」のフォークを左翼フェンスまでもっていかれる2点適時二塁打で痛恨の追加点を与え、この回限りでの降板を余儀なくされた。

 「(岡本への四球は)先頭だったので反省ですね。2点でずっといけば良かったのですが、4回はランナーをためてから長野さんに失投を打たれてしまった」

 岡本には投手陣全体でも開幕から分が悪く、今季の対戦成績は20試合で打率・406(69打数28安打)、4本塁打、18打点となり、痛い目に遭わされ続けている。2年目で初めて登板した敵地・東京ドームで大金星を狙った菅野との投げ合いに完敗。最後までマウンドを守った巨人のエースをベンチから見つめるしかなかった。

 8月は5日のヤクルト戦から過去3戦3戦だった。3試合で計16四死球を与えながらも白星を量産していた“勝ち運”も菅野には通じなかった。苦い経験を糧に再び流れを引き寄せたい。 (遠藤 礼)

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2018年8月26日のニュース