球児 あるぞGW守護神 9連戦救世主、金本監督示唆

[ 2018年4月27日 05:30 ]

チャーター船で広島に上陸した藤川
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 あるぞ「ストッパー球児」! 阪神・金本知憲監督(50)が、28日から始まる9連戦中に、藤川球児投手(37)を抑え起用する可能性を示唆した。

 「(ドリスを投げさせられない場合の抑えは)誰、行こうか。球児もありやろうね、状態によっては。常に状態を見ながら(決めていく)。ブルペンから連絡をもらって。球児でもいいし、桑原でもいいし、岩崎でもいいんじゃないか。(決め手は)状態と球数を見ながら。相性もね」

 指揮官は昨季から中継ぎ投手陣を1年間フル活用するため制限を設定してきた。今季も継続するリミッターは「3連投」「60球」。それを超えれば、たとえ守護神ドリスと言えども休ませる方針を固めている。そして9連戦では、その状況を迎える可能性が高い。そこで必要となるのが、臨時ストッパーだ。

 本来なら、ドリスが休む場合の代役筆頭候補はマテオのはず。だが今回の9連戦では、それも不可能だ。マテオは子どもの出産に立ち会うため近日中に一時帰国する予定で、この日、出場選手登録を抹消された。再登録が可能となるのは最短でも9連戦最終戦の5月6日。ほぼ戦力として計算できない。だから指揮官は臨時ストッパー候補として、藤川、桑原、岩崎の名前を挙げたわけだ。

 マテオ離脱の影響を問われた香田投手コーチは「非常に残念ですけど、めでたいことですし。今のところ桑原も岩崎も石崎も、球児もそうだけど、みんな状態はいい。みんなで彼が抜けた7、8回というところをカバーして、この9連戦を乗り切ってほしい」と見通しを立てた。マテオが抜ける7、8回だけでなく、9回にもカバーが必要となった場合でも、経験豊富な藤川を筆頭にブルペン一丸で難局を乗り切る算段だ。

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2018年4月27日のニュース