近大の二刀流・谷川が初先発初勝利 高校時代は星稜で小松大谷と死闘

[ 2018年4月18日 06:00 ]

関西学生野球連盟第2節2回戦   近大9―5関学大 ( 2018年4月18日    南港中央野球場 )

リーグ戦初勝利を挙げた近大の二刀流・谷川
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 2回戦1試合があり、近大が関学大に連勝して今季初の勝ち点を挙げた。近大は2回に6安打を集めて一挙9得点。来秋ドラフト候補・谷川刀麻外野手(3年)が投手としてリーグ戦初先発を果たし、5回2/3を被安打10の5失点。初勝利をマークした。

 投打二刀流の来秋ドラフト候補・谷川がリーグ戦初先発で初勝利を挙げた。「気合いが入りすぎて空回りしてしまった」と猛省したように、5回2/3を被安打10の5失点。阪神、日本ハム、ソフトバンクなど4球団が見守る前で直球の最速は144キロを計測した。

 星稜では高校球史に刻まれる小松大谷との激闘を経験した。8点ビハインドを9回にひっくり返した14年夏の石川大会決勝は3番手で3回1/3を無失点と好投し、ミラクル劇を演出した。再び相まみえた15年夏の準々決勝は、3点リードの9回に4点を奪われ、サヨナラ負け。最後にマウンドに立っていたのが谷川だった。

 大学では高い打撃センスを買われ、1年春から野手でリーグ戦に出場。大谷(エンゼルス)に憧れ、1年冬に田中秀昌監督に二刀流を志願した。中日の米村明チーフアマスカウトは「身体能力が高い」と評価した。(吉仲 博幸)

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2018年4月19日のニュース