東洋大・飯田 トルネード投法で初完封 ハムスカウト「センスある」

[ 2017年10月13日 05:30 ]

東都大学野球第6週最終日   東洋大9―0国学院大 ( 2017年10月12日    神宮 )

<東洋大・国学院大>6安打7奪三振でリーグ戦初完封の東洋大・飯田
Photo By スポニチ

 東洋大が国学院大との3回戦に快勝し、勝ち点を3とした。プロ志望届を提出した飯田晴海投手(4年)が6安打7奪三振でリーグ戦初完封。24日からの最終週、勝ち点3同士の亜大との直接対決に春秋連覇を懸ける。

 なりふり構わず勝ちにいった。飯田はフォームを変え、変化球の封印を解いて完封し「この一戦に懸けていた」と汗を拭った。今季登板した6試合中5試合でイニング途中に降板。「何とかしなければ」と焦った。転機は試合前。投球練習で高橋昭雄監督から「トルネードでやれ」と命じられた。テークバックで「間」をつくることで、打者のタイミングを外して連打を許さなかった。封印していたチェンジアップも駆使。空振り三振を奪うなど7奪三振で「(2年春に手術した)肩が良くなってきた。手応えはあった」と胸を張った。

 日本ハム・今成泰章スカウトは「自滅しないしセンスがある」と評した。優勝を懸けた亜大戦は24日から。26日ドラフト会議の直前だ。春秋連覇を果たして運命の日を迎える。 (松井 いつき)

続きを表示

2017年10月13日のニュース