秀岳館 逆転サヨナラで初4強!木更津総合・エース早川熱投報われず

[ 2016年3月28日 15:37 ]

<秀岳館・木更津総合>9回2死一、二塁、秀岳館・堀江がサヨナラ打を放ち、ガッツポーズを決める

第88回選抜高校野球大会 準々決勝 秀岳館2―1木更津総合

(3月28日 甲子園)
 第88回選抜高校野球大会は28日、準々決勝が行われ、第3試合は秀岳館(熊本)が木更津総合(千葉)に9回2死から逆転サヨナラ勝ちを収め、初の4強進出を果たした。

 8回までわずか2安打に封じられていた秀岳館打線は、9回に先頭の原田が粘って四球で出ると、木本がきっちり犠打を決めて1死二塁。4番・九鬼は凡退したが、続く天本が四球を選んで2死一、三塁とチャンスを広げた。ここで打席に立った6番・広部が右前に適時打を放って、土壇場で試合を1―1の振り出しに戻すと、なお2死一、二塁から堀江が中堅の頭上を越えるサヨナラ打を放ち、劇的な勝利を収めた。

 秀岳館は1、2回戦で先発した堀江ではなく、初戦に3番手で登板した背番号1の有村が今大会先発。8回6安打1失点の好投を見せると、9回は中井が無失点に抑え、その裏の逆転劇を呼び込んだ。

 木更津総合は4回、先頭の峯村の右前打から2死二塁とし、4番・鳥海が三遊間を抜ける左前適時打を放って先制。その後は8回以外は走者を出したが得点につなげられず、もう1点が奪えなかった。左腕・早川はキレのある直球にスライダーを織り交ぜ、2回戦で18安打を放った秀岳館打線を8回までわずか2安打に抑えていたが、9回に連打を浴びて力尽きた。

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