ルイス・アロヨ氏死去 ヤンキース球団初のプエルトリコ出身選手

[ 2016年1月15日 12:45 ]

亡くなったルイス・アロヨ氏(AP)

 投手として1950年代から60年代にかけてヤンキースなどメジャー4球団で活躍したルイス・アロヨ氏が13日、母国のプエルトリコで亡くなった。88歳だった。親族の話によると、先月にがんと診断されていたという。

 左腕のアロヨ氏は1955年にカージナルスでメジャーデビュー。同年に11勝を挙げてオールスターにも選出された。パイレーツ、レッズを経て、60年にヤンキースへ移籍。この頃には既にリリーフへ転向しており、61年にはスクリューボールを武器に65試合に登板してリーグトップの29セーブをマーク、さらに12連勝を含む15勝と大活躍を見せ、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。

 63年を最後に現役を引退。その後は、プエルトリコでヤンキースのスカウトを務めた。今日のメジャーリーグでは、中南米の選手の活躍が多く見られるが、アロヨ氏の現役当時はまだ少数派。ヤンキースでプエルトリコ生まれの選手がプレーしたのは同氏が初めてだった。8年間の通算成績は244試合に登板して40勝32敗45セーブ、防御率3・93。

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