元DeNA多村 育成契約で中日入団 背番号215

[ 2016年1月15日 12:29 ]

DeNAを昨年限りで退団した多村

 中日は15日、DeNAを昨年限りで退団した多村仁志外野手(38)と育成選手として契約を結んだことを発表した。背番号は215。

 名古屋市内で会見に臨んだ多村は「現役続行を希望していて、どこの球団からも声がかからなかったけど、中日さんだけが声をかけてくれた。プロ野球のユニホームを着れることに感謝している。野球ができる喜びを感じています」を決意に満ちた表情で語った。12月に中日から連絡があり、落合GMと名古屋市内で直接会ったという。

 ドラゴンズの一員となってプロ22年目を迎える。「(フィジカル的に体は)問題ない。戦力外を受けてからも毎日トレーニングしていた。育成契約なので、一日でも早く支配下選手になれるよう、一日でも早くチームに貢献できるよう頑張るだけです」と話した。年俸は300万円(推定)。

 多村は横浜高から1994年ドラフト4位で横浜(現DeNA)に入団。2000年から1軍に定着し、04年には日本人で球団初の40本塁打をマークした。06年オフにトレードでソフトバンクに加入し、11年には日本一に貢献。13年に7年ぶりに古巣へ復帰した。

 昨季はシーズンの大半を2軍で過ごし、97年に1軍定着以来で自己最少の4試合出場で打率・143、0本塁打。球団の戦力構想から外れて退団となったが「今後もチャレンジし続けるので応援してほしい」と現役続行に意欲を示していた。プロ21年間の通算成績は1342試合、打率・281、195本塁打、643打点、43盗塁。

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2016年1月15日のニュース