西武・秋山 敵は本拠にあり?新人工芝で打球“死ぬ”安打減か

[ 2016年1月15日 06:56 ]

西武の秋山

 敵は内にあり!?日本球界史上初となる2年連続シーズン200安打を目指す西武・秋山の最大の“難敵”が本拠地・西武プリンスドームになる可能性が出てきた。

 14日に西武第2球場で秋山の自主トレを視察した田辺監督は、今季に8年ぶりに新調される西武プリンスドームの人工芝について「今までは芝が寝ていたが、新しくなって打球がかなり死ぬらしい」と言及。ここ数年は人工芝が劣化し、クッション性が低下していた分、他球場に比べると格段に打球スピードが速いと指摘されてきた。新たに採用されるのはミズノ社製の「MSクラフト・ベースボール・ターフ」で限りなく天然芝に近い。秋山の安打といえば一、二塁間、三遊間を球足の速い打球で抜くのが特長だが、新芝で打球が殺される分、内野手に捕られるケースが増えることも予想される。

 さらに指揮官は「コボスタ宮城も天然芝になって、本塁ベース付近でポンと高く跳ねる(内野安打性の)打球は少なくなるだろう」と分析。ハード面では決して有利とは言えない状況だが、秋山は「どんな環境でも結果を出すのがプロ」とした。(東山 貴実)

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2016年1月15日のニュース