松中　リミットは２月いっぱい、入団テスト実施球団なければ引退

１１球団に入団テスト実施を訴えた松中は、引き締まった体でランニング

　ソフトバンクを退団し、他球団での現役続行を目指している松中信彦内野手（４２）は１２日、松田らと行うグアム自主トレで取材に応じ、１１球団への入団テスト志願と、かなわなければ現役引退する覚悟を明かした。

　「自分としては２月１日に打てる状態を作っておかないといけないと思っている。オファーがあれば良かったけど、ほぼないとは思っていた。どこかテストがあれば受けたい。お願いしたいと思います。最後に勝負をかけたい」と２月のキャンプ中に入団テストを受けさせてほしいと語った。

　入団テストを実施する球団がなかった場合、開幕後も待ち続けるかとの問いには「ないです。それくらいの強い気持ちでやっている」と２月いっぱいが、決心する期限になりそうだ。現在は「やる気があることを体で見せたい」と退団を表明した時より、体重は５キロ絞って９５キロ。契約するトータル・ワークアウトの下山英明トレーナーは「契約して３年目ですが、走る量や筋力トレーニングの上げる重さも昨年より、進化している」と驚くほど仕上がっている。平成唯一の三冠王は最後の勝負に出る。