夏の甲子園100年記念企画 OB参加で第1回大会再現

[ 2015年12月20日 05:30 ]

開会式で王貞治氏もビデオレターでエールを送った

 夏の全国高校野球選手権大会が100年を迎えたことを記念し、1915年(大正4)の第1回大会出場10校のOBによる再現大会が19日、甲子園球場で開かれた。

 出場校OBが企画した「第1回全国中等学校優勝野球大会再現プロジェクト」で、当時の初戦カードで再戦。復刻ユニホームでプレーした。第1回は大阪・豊中で開催され、浅利敬一郎豊中市長がはかまとかんかん帽姿で始球式を再現した。

 広島国泰寺OBで大会実行委員長の山本将司さん(50)は「後輩として100年前を後世に伝えていく責務がある」と意義を話した。早実OBの王貞治さん(75=ソフトバンク会長)がビデオで「青春の忘れえぬ思い出として心に刻みこまれている」とエールを送った。

 最高齢84歳で、選手は約600人、入場者は約1000人を数えた。 (内田 雅也)

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