楽天・嶋 40歳まで現役宣言 尊敬する中日・谷繁監督の道目指す

[ 2015年12月20日 05:30 ]

1000万円減の年俸1億1000万円でサインした楽天・嶋

 楽天の嶋が仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円減の年俸1億1000万円でサイン。節目のプロ10年目で2年連続最下位から巻き返しを狙う来季に向け「これまで数字の目標を言わなかったけど何かを変えなければいけない。打率3割、得点圏打率.350、50打点が目標」と言葉に力を込めた。

 年俸変動制の4年契約の2年目だった今季は、6月に守備で肋骨を骨折した影響で、規定打席に到達できず打率.219に低迷。それでも主将としてナインを鼓舞したことが評価され、減俸幅は抑えられた。東北への愛着が強く、既に10月には今季途中に取得した海外FA権を行使せず残留を表明。11月の国際大会「プレミア12」では主将も務め、侍ジャパンの小久保監督や尊敬する中日・谷繁監督から「30代前半で体を追い込めば40代までプレーできる」と金言も授かり「一年でも長くプレーしたい」と決意した。

 今月8日に第2子の次男も誕生。31歳のチームリーダーは「東北、仙台が好きだし、楽天ファンも好き。もう一度、このメンバーで日本一になりたい」と気勢を上げた。 (山田 忠範)

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2015年12月20日のニュース