工藤監督 内川のシリーズ欠場に「彼の野球人生を考えないと」

[ 2015年10月24日 17:17 ]

左第7・第8肋骨骨折で試合前に引き揚げるソフトバンク・内川は険しい表情

 2年連続の日本一を狙うソフトバンクの主将で4番を務める内川聖一外野手が左第7、第8肋骨を骨折していたことが24日、分かった。全治3週間で日本シリーズは欠場する。クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ第1戦で左翼の守備で打球を追ってフェンスにぶつかった際に痛めた。内川は「振動で(骨に)響く。走れないので出られない」と話し、球場を後にした。

 チーフトレーナーによると、CSでは我慢できる痛みだったので出場していたという。CS後に福岡市内の病院で骨折と診断されたが、痛みが弱く調整を続けていた。昨夜に痛みが強まり、24日に福岡市内の病院で再検査を受け、同様の診断だった。バットを振れる状態ではないという。工藤公康監督は「出てもらえないのはマイナスだが、彼の野球人生の先のことを考えないと。いないと思って考えないといけない」と話した。

 内川はCSの全3試合で決勝打を放ち、最優秀選手賞に選ばれた。23日には通常通りの練習メニューをこなしていた。

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2015年10月24日のニュース