ソフトがハム3連破!大谷を返り討ち!3日間で「6」減らしマジック6

[ 2015年9月10日 21:31 ]

<日・ソ>7回無死一塁、2ランを放った柳田(中央)をタッチで迎えるソフトバンクナイン

パ・リーグ ソフトバンク7―3日本ハム

(9月10日 札幌ドーム)
 ソフトバンクが日本ハム先発の大谷を攻略し同カード3連勝を挙げた。チームは連勝を5に伸ばし今季最多の貯金44。優勝マジックは3日間で一気に6つ減らして「6」となった。日本ハムとのゲーム差も今季最大の13・5に広げた。

 ソフトバンクは初回、3者連続三振に倒れたが2回に好機をつかむ。内川、李大浩の右安打でつなげると松田が右翼席へ運ぶ32号3ランで先制した。

 エース対決で3点を援護してもらった先発の摂津は、4回まで1失点でしのいだが5回、中島にこの日2本目の適時打を浴びて同点に追いつかれた。

 流れが相手に傾くかと思われた同点直後の6回、打線が再び大谷を捉える。李大浩の四球、松田の内野安打、中村の投安打で無死満塁に。ここまで無安打の今宮がセンター前へ2点タイムリーヒットを放ち勝ち越した。7回には柳田が31号2ランでダメ押し。前回8月4日の対戦で7失点KOし、リベンジに燃える相手エースを返り討ちにした。

 再びリードした後は摂津が5回3失点でマウンドを降りて早めの継投に。柳瀬、森、五十嵐、岩崎、サファテがつないで勝利をつかんだ。
 
 3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを狙う柳田は見逃し三振、空振り三振、左安打、本塁打、二ゴロで5打数2安打。この日“最後の関門”である盗塁はなく28のままだった。

 試合前に侍ジャパン「プレミア12」1次登録メンバーに選出された日本ハムの大谷は、6回に無死一、二塁の場面で中村晃の打球にダイビングキャッチを試みるなど勝利への執念を見せたが、結果には結びつかず7失点KO。14勝はならず5敗目を喫した。ソフトバンク戦は2戦連続の大量失点。クライマックスシリーズに向けて完全に苦手意識を植えつけられる形になってしまった。

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