ジャイアンツの“曲者”スクタロ 故障からいまだに回復できず

[ 2014年12月22日 15:17 ]

 米メディアは21日、今季は度重なる腰痛に苦しみ5試合のみの出場にとどまったジャイアンツのマルコス・スクタロ内野手(39)が現在もその故障から回復できずにいることを伝えた。

 スクタロは02年にメッツでメジャーデビューすると、その後はアスレチックス、ブルージェイズ、レッドソックス、ロッキーズを渡り歩き、12年のシーズン途中からジャイアンツに加入。メジャー通算13年で打率2割7分7厘、77本塁打、509打点をマークしているスクタロはベネズエラ代表として過去3回行われたWBCにも全て参加している。

 三振の少ないスクタロは追い込まれてから粘る打撃スタイルで、12年には規定打席に達したメジャー全選手の中で最少の49三振と相手投手にとっては曲者だ。守っても南米の選手独特の柔らかいグラブさばきで二塁手として安定した守備を見せるスクタロだが、今季は開幕から故障者リストに入り、7月に5試合出場したのみでシーズン終了。チームのワールドシリーズ制覇に貢献できなかった。

 来季までジャイアンツとの契約が残るこのベネズエラ人は内外野どこでも守ることができる万能選手で、レッドソックスへ移籍したサンドバルの穴を埋める存在とも考えられていたが、痛めている腰がそれを許してくれないようだ。

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2014年12月22日のニュース