大野豊氏、阪神秋季キャンプ臨時コーチに…広島以外では初指導

[ 2014年11月1日 06:40 ]

和田監督(右)と大野氏

 阪神が、1日に高知県安芸市でスタートする秋季キャンプの臨時コーチとして、元広島投手コーチの大野豊氏(59=スポニチ本紙評論家)を招へいすることが31日、分かった。同氏が広島以外の球団で指導するのは初めて。球団関係者は「投手層の底上げのため、力を貸していただくことになった」と説明した。

 今季の投手陣はメッセンジャー、能見、藤浪、岩田の先発4本柱が機能。リリーフでも呉昇桓、福原がタイトルを獲得した。その一方で、多くの若手が伸び悩んでいるのも現状。秋季キャンプには、日本シリーズに出場しなかった榎田、秋山、小嶋ら投手13人が参加する。シリーズ出場組も順次参加を予定している。

 大野氏は広島一筋22年の現役時代に先発、抑えで活躍して通算148勝、138セーブ。最優秀防御率2度、最優秀救援投手1度に輝いた。引退後は広島の投手コーチを99年、10~12年の計4年務めたほか、04年アテネ、08年北京の両五輪でも日本代表投手コーチを担当。阪神投手陣については、野球評論家の立場から「いい素材を評価されてプロに入ってきた若い投手、特に左の投手が力を発揮しきれていない」と印象を語っていた。

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2014年11月1日のニュース