李大浩 異例?の本塁打競争“免除”希望、しっかり見て勉強を

[ 2014年7月1日 07:55 ]

<ソフトバンク・オールスター出場選手>選手間投票で選出された李大浩(左)と長谷川は笑顔でガッツポーズ

「マツダオールスターゲーム2014」選手間投票結果発表

 異例のお願いだ。選手間投票で選出され、3年連続で球宴に出場するソフトバンク・李大浩(イデホ)がホームランダービーの“免除”を願い出た。

 「あまり選ばれないようにしてほしい。(出ると)力が入りすぎてバランスが悪くなり、いろんなことが崩れてしまうことがあるので、しっかり応援したいという立場で楽しみたい」

 12年は監督推薦、13年はファン投票、そして今年は選手間投票と異なる方法で選出された。ファンのみならず球界関係者から実力を認められている証拠だ。12年の初出場の時にホームランダービーで優勝。ところが、球宴明けの楽天3連戦(京セラドーム)では大振りになったのか、9打数2安打0打点、打率・222と調子を乱した。3年ぶりのリーグ優勝が使命のチームのために、同じことを繰り返すわけにはいかない。「ペーニャ選手(オリックス)やブランコ選手(DeNA)のホームランレースをしっかり見てみようかな、と思っている」と笑って話した。

 「できれば選ばないでほしい」。だが、消極的な言葉をまともに受け取ってはいけない。韓国では05年から7連続ファン投票で球宴に出場し、05年と08年にMVPを獲得した。09年には本塁打競争に優勝と、夢舞台にめっぽう強いのだ。鷹の不動の4番は、今年の球宴でも活躍しそうな雰囲気を漂わせていた。 

 ▼ソフトバンク・長谷川 他チームの選手から認められての出場なので喜びは大きい。シーズン同様、自分の打席をしっかり納得して終われるようにしたい。

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2014年7月1日のニュース