秋山4回零封で開幕ローテ前進 和田監督評価「一つ抜けつつある」

[ 2014年2月23日 07:34 ]

<広・神>5回から登板し、好投を見せた秋山

オープン戦 阪神2―2広島

(2月22日 コザスタ)
 開幕ローテーション入りへ、阪神・秋山が前進した。2番手として5回から登板。4イニングを投げて1安打無失点の快投で、最高の結果で再びアピールに成功した。

 「真っすぐ中心でカーブを使って緩急をつけた。丁寧に低く投げられた。余裕を持って投げられた。真っすぐがだんだん良くなってきている」

 確実に手応えをつかんでいた。まずは先頭打者の堂林を威力十分の速球で見逃し三振。上々の立ち上がりを見せると一気に勢いづき、最初の3イニングは毎回奪三振で、無安打に抑えた。唯一のピンチは8回。1死から田中に中前打されたが、「併殺打が欲しかった」と続く小窪は低め変化球で詰まらせた三ゴロに仕留め、狙い通り一気に2つのアウトをとってみせた。球数は44で投げ終え、同じ4イニングを投げた岩田の80球とは対照的だった。

 前回16日のDeNA戦(宜野湾)でも先発して3回2安打無失点と好投。セ2球団相手に十分に通用するところをアピールした。「安定している。力みもない」と中西投手コーチ。能見、メッセンジャー、藤浪の3本柱につづく第2グループに位置づけた。

 「コントロールも良かった。特に右打者への外角球。ボールにキレもあった。秋山は良かった。若手の中では一つ抜けつつある。これを続けて行ってほしい」

 和田監督からも結果、内容ともに評価された。昨季は8試合に先発しながらも未勝利。悔し涙は誰よりも多く流してきた。5年目での飛躍を目指す若き右腕は、まだまだこれからも上だけを目指す。

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2014年2月23日のニュース