雨ニモマケズ…黒田8勝目 防御率はア・リーグ1位に

[ 2013年7月13日 12:55 ]

ツインズ戦に先発したヤンキース・黒田

ア・リーグ ヤンキース2―0ツインズ

(7月12日 ニューヨーク)
 米大リーグ、ヤンキースの黒田は12日(日本時間13日)、ニューヨークでのツインズ戦に先発、5回を投げて6安打2四球ながら無失点に抑え、今季8勝目を挙げた。ここ3試合、勝ち星のなかった黒田は6月19日のドジャース戦以来の白星。防御率は2・65でア・リーグのトップに躍り出た。ヤンキースは2―0で勝ち、3連勝。

 雨の中での試合。初回2死からマウアー、モーノーに連打を許し、一、三塁のピンチを招いた黒田だが、ドーミットを一ゴロに打ち取って無失点で切り抜けると、2回以降も毎回、得点圏に走者を背負いながら粘りの投球。4回終了後、雨が強くなり、1時間を超える中断もあったが、黒田は再開直後の5回も2死一、二塁のピンチを招きながらも踏ん張った。

 その力投に応えるように打線は、5回1死二塁からガードナーの左前適時打で先制、さらに2死二塁からカノの中前適時打で2点目を奪った。勝ち投手の権利を得た黒田はこの回でマウンドを降りた。その後は救援陣が踏ん張り、最後は守護神リベラが締めた。

 「2番・右翼」で出場したイチローは3打数無安打1四球。内容は遊ゴロ、ニゴロ、ニゴロ、四球で打率は2割7分5厘。

 ▼黒田の話(中断後も続投して8勝目)雨もあって思うようにゲームを進められなかったが、結果として勝ててよかった。せっかく4日かけて準備してきた。点も取られていない状態でマウンドを降りるのは極力避けたいと思っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2013年7月13日のニュース