藤井 “女房”に助けられ11年ぶり完封 阪神 イケイケが裏目に

[ 2013年7月13日 21:16 ]

11年ぶり完封勝利のDeNA・藤井

セ・リーグ DeNA6―0阪神

(7月13日 甲子園)
 DeNA・藤井が好調阪神を相手に完封勝ち。6連勝中と勢いに乗る虎が積極的に仕掛けたことが、裏目に出て左腕をのせてしまった。

 初回、1死から大和が中前打で出塁。すかさず盗塁を試みたが失敗。続く鳥谷も四球で出たが、これまた二塁への盗塁が成功しなかった。

 「鶴岡が2度刺してくれたのが大きかった」と女房役を称えた藤井。2、3回にも先頭打者が出塁しながら得点できず、そうしているうちに藤井より立ち上がりは良かった秋山がつかまり、あっという間の5失点。4回以降は淡白な攻撃でわずか1安打。今季5勝のうち3勝が阪神相手という虎キラーの藤井に11年ぶりのシャットアウトまで許してしまった。

 4月には横浜で阪神相手に11年ぶりの完投。今度は甲子園で11年ぶり完封。「甲子園で完封できたのがうれしい」と笑みを浮かべたが、約1カ月半勝ち星から遠ざかっていたベテランは「もっと勝たないと。全員の力で上を向いて行きたい」と力を込めた。最下位ではあるが、クライマックスシリーズ進出の権利がある3位には十分手が届くだけに、連敗を止めた功績は大きかった。

続きを表示

2013年7月13日のニュース