雄星 意気に感じた初のカード頭先発「気持ちで投げました」

[ 2013年6月21日 21:57 ]

8勝目をマークした西武・菊池

パ・リーグ 西武2―0オリックス

(6月21日 西武D)
 4回まで毎回走者を許したが、ホームを踏ませなかった西武・菊池。決してベストの投球ではなかったが「我慢比べだった。気持ちで投げました」と言うように、走者を背負うと、一段ギアが上がったように力のある球が捕手の炭谷のミットに吸い込まれていった。

 気合が入ったのも無理はない。交流戦まで7勝も対戦カードの最初の試合は1度も任されたことがなかった。この日は、交流戦明け初戦。リーグ戦再スタートに一番いい投手をもってくるのがセオリーだが、渡辺監督は迷わず菊池を指名。意気に感じないわけがなかった。

 初回、無死一塁で巧みなバント処理で二塁封殺、4回も一、二塁のピンチで後藤を一塁けん制で刺した。「練習の成果が出ました」と笑顔を見せたが、完ぺきな内容でなくても7回無失点の投球に渡辺監督は「防御率1位投手の証」と高評価。投手陣が苦しくなる夏場に向かって左腕の大車輪の活躍を予感していた。

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2013年6月21日のニュース