稲葉　右翼もオールライト！４度の守備機会を無難に…

＜巨人・日本＞７回裏２死満塁、矢野の打球をさばき、無難に右翼の守備をこなす稲葉

ＷＢＣ強化試合 日本６―１巨人

（2月28日 ヤフオクＤ）
　稲葉（日本ハム）に「まさかの時」が訪れた。６回に代打で出場し、その裏の守備から右翼に入った。

　近年は一塁やＤＨでの出場が多く、昨季外野を守ったのは、日本シリーズの１試合だけ。外野に長野や中田ら打撃不振が続く選手がおり、長野は腰の張りも抱えている。首脳陣が選択肢を増やす狙いもあるとみられ「本番でいきなり守るよりも、準備という意味ではよかった」と振り返った。

　宮崎合宿では最終日の２１日に１度だけ外野を練習。その際は「本当の本当にまさかの時のため」と話していた。前日の練習で内川とともに右翼でノックを受けるなど準備は行ったため、４度の守備機会で無難な動きを見せた。緒方外野守備走塁コーチは「可能性は低いとは思うが、絶対にないことはない」と説明。チーム最年長の４０歳は「総力戦なら、こういうこともある」と覚悟をにじませた。