大谷 ハムで良かった?おみくじ「遠くへ行かずが利」

[ 2013年1月6日 06:00 ]

雪で作ったボールで打撃練習する大谷

 最高気温0度。凍えるような銀世界で、日本ハムのドラフト1位・大谷(花巻東)は熱く燃えていた。上下白のトレーニングウエアで、ランニング、キャッチボール、筋力トレーニングを中心に休憩を挟んで午前9時から午後5時まで汗を流した。

 「土の上で練習できる人とは差があるけど負けないようにやっていく。例年以上に気合を入れてやりたい。1軍でプレーできる選手になりたい」

 新年に入って本格的な打撃練習は行っていないが、2日にブルペン投球を開始。既に捕手を座らせるなど11日から始まる新人合同自主トレを見据えて調整を続ける160キロ右腕は、祖父母宅がある横浜市内の神社で1日に引いたというおみくじに「中吉でした。旅立ちの欄は“遠くへ行かずが利”と書いてあった。(メジャーではなく)日本ハムで良かった」。大リーグ挑戦で悩んだ18歳が心からの笑顔を見せた。

 ライバルの阪神・藤浪(大阪桐蔭)は今季の目標を漢字一字で「磨」としたのに対し、大谷は「勝」で対抗。「しっかり勝てる投手になりたい」。プロで戦い抜くため、体脂肪率10%以下をキープしつつ現在87キロの体重を90キロ台にすることも目標の一つに掲げた。

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2013年1月6日のニュース