「ダル記念館」神戸の異人館近くに11月オープンへ

[ 2013年1月6日 06:00 ]

ダルビッシュ記念館の完成イメージ図

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)の所蔵品を収めた記念館「ダルビッシュ・コート」が今年11月に神戸市の北野異人館近く(神戸市中央区山本通1)にオープンすることが5日、分かった。スポニチ本紙は記念館の完成イメージ図を独占入手。異国情緒あふれる街並みにふさわしく、明治時代の洋館をモチーフにした5階建てで、「ダルビッシュ・コート」が国際都市・神戸の新名所になる。

 日米通じて自身にとって初めてとなるダルビッシュの記念館が、今秋に誕生する。ダルビッシュの父・ファルサさん(52)は、神戸を選んだ理由を「国際交流の街だし、以前から僕も神戸でスポーツをしていた。いろいろ縁がある」と説明。サッカーが趣味で、神戸市内のスポーツクラブに通っていたなどゆかりも深く、昨年の神戸マラソンではアドバイザリースタッフを務めた。

 記念館は8月に完成予定。開館日はダルビッシュの背番号にちなみ、「1」並びの11月1日や同11日が候補に挙がっている。5階建ての3階部分にダルビッシュのタイトル受賞時の賞品や記念品などが展示される。09年の前回WBCでの金メダルなども飾られる予定だ。ファルサさんは「展示物は、これから本人の希望も聞きながら検討していく」と話した。

 最上階の5階は、40人程度が集まることが可能なイベントスペース。子どもが集まり、夢を抱く場所にしたいとの思いから「コート(広場、空間)」と名付けられた。小学生以下は入場無料にすることも検討されている。かねて日本と父の母国・イランとの懸け橋となることを目指しているダルビッシュ親子。他の階には、「ペルシャ文化を紹介したい」とイラン雑貨の貿易業を営むファルサさんのギャラリーなどが入る。

 昨季は新人の日本人投手では最多の16勝を挙げたダルビッシュ。今季は3月31日(日本時間4月1日)に1試合のみ行われる、アストロズとの「全米開幕戦」の先発最有力候補に挙がっている。ワールドシリーズ制覇の悲願を成就し、記念館オープンにさらなる彩りを添える。

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2013年1月6日のニュース