【戦力分析】オリックス 移籍の東野への期待大 内野は争い激化

[ 2013年1月4日 13:46 ]

 森脇新体制となるオリックスは、全体的な戦力の向上が絶対条件となり、就任早々高いハードルを掲げられることになった。

 投手陣は、先発の寺原がFAでソフトバンクに移籍。度重なる故障で苦しんだ金子、最終戦でノーヒットノーランを達成した西が、1年フルで活躍することが上位進出の絶対条件だ。

 注目は巨人から移籍した東野。2010年に13勝を挙げた右腕は、早くもローテーションの中心となって活躍することを求めれる。

 先発転向が有力な岸田がどこまで貢献できるかは未知数。2ケタ勝利を目標と掲げているドラフト1位左腕の松葉らの若手の台頭に期待したい。

 攻撃陣は、T―岡田、坂口、大引、後藤と主力の離脱が最後まで響いた昨季の二の舞だけは避けたい。チームの活性化のために、森脇監督は一人複数ポジション制を打ち出した。秋季キャンプで赤田、川端が三塁に早速挑戦。正二塁手の後藤を三塁コンバート案も浮上。復帰の平野恵と巨人から移籍の山本が加わり、内野のポジション争いは激しい。

 この取り組みでピンチをチャンスに変えられるか。森脇監督の手腕の見せ所となる。

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2013年1月4日のニュース