【戦力分析】日本ハム 現有戦力底上げが連覇のカギ 奮起待たれる斎藤佑

[ 2013年1月4日 11:39 ]

 12年リーグ優勝の日本ハムは、混戦のパ・リーグの中で13年も総合力で勝負する。栗山監督は「もっと魅力のあるチームにして頑張っていきたい」としており、大きな補強もなかったことからチーム力のさらなる底上げが連覇のカギとなる。

 先発投手陣は安定している武田勝、ウルフに加え、左肘内側側副じん帯炎症で開幕も危ぶまれた吉川が年末になって投球を再開したのが明るい話題。課題はあと3枠のスターターだ。

 特に斎藤佑の奮起が待たれる。栗山監督も「キャンプまでに勝負できる状態にならないと、俺の手から離れてしまう」と“最後通告”にも等しい言葉を発する場面もあった。

 加えて、9月に2勝した中村の飛躍、昨季に右肩関節唇を損傷し、内視鏡手術を受けたケッペルの復活が理想的だが、二刀流でスタートする大谷や昨季終盤に先発で実績を残した谷元なども楽しみな存在だ。

 攻撃陣は、ベテラン稲葉を中心に、糸井、中田らのクリーンアップは不動だが、最大の変化は田中賢が抜けたこと。その後継の二塁手は3年目の西川、5年目の杉谷の若手によるバトルが繰り広げられそうだ。

 大谷は、始まってみないとわからないというのが現状。打者としてなら、指名打者が使い道の一つだろう。

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2013年1月4日のニュース