岩瀬、来季目標は大魔神超えの381S あと35

[ 2012年12月31日 06:00 ]

 3つの原点回帰で大魔神超えだ。中日の岩瀬仁紀投手(38)が30日、愛知県常滑市の「ボートレースとこなめ」でトークショーを開催。背水の陣で挑む来季はフォーム、球種、攻め方の3点を入団当初のスタイルに戻し、佐々木主浩氏(野球評論家)の持つ日米通算381セーブを上回る意気込みを示した。

 「今までずっと数字を残してきて、それを維持するために決まった形でやってきた。でも、今季は良くなかったし、だったらやりたいことをやろうと。1年間しっかりやれれば佐々木さんの数字にもいけるだろうし、そうなるように頑張りたい」

 日本球界最多の通算346セーブを積み重ねてきた左腕が「やりたいこと」と表現したのが原点回帰だった。走者がいない場面でのフォームをセットポジションからノーワインドアップに戻す。「入団当初は走者のいる場面から出ることが多かったので、自然といつでもセットで投げるようになっていた」。さらにプロ入り前に投げていたナックル系の変化球にも再チャレンジする。

 そして、1番の回帰は打者への攻め方だ。「もともとは内で勝負していた投手が(チャートなどを見ると)いつの間にか外ばかりになってきた」。内角をガンガンえぐる攻めの投球を投手として、もう一度、見せたいのだ。

 結果を出せなければ引退の二文字もちらつく来季。15年目を迎えるベテランが、新人時代に立ち戻る覚悟だ。

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2012年12月31日のニュース