あれから17年 原監督 菅野に「伯父と監督は使い分けてくれたらいいよ」

[ 2012年10月26日 06:50 ]

出来あがったユニホームを菅野(左)に着せ披露する巨人・原監督

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(10月25日)
 巨人・原辰徳監督(54)を伯父に持つ東海大の菅野智之投手(23)は、巨人が単独1位指名ドラフト後、会場から駆けつけた原監督は菅野に背番号19のユニホームを手渡した。
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 伯父と甥(おい)の関係から、監督と選手へ。「それも僕の夢の中の一つでした。活躍することが何よりの恩返しになると思います」。野球を始めたきっかけが原監督の引退試合。95年10月8日広島戦(東京ドーム)。現役最後の本塁打で観客を魅了した伯父に、当時5歳でスタンド観戦していた菅野少年の胸が熱くなった。あれから17年。ついに同じユニホームを着るときが来た。指揮官からは「(伯父と監督は)使い分けてくれたらいいよ」と声を掛けられた。

 「伯父としてはね。万感の思いはたくさんあります」と原監督が話せば、菅野は「5年、10年後に、あの1年があったから今の自分があると言えるように、やっていきたい」と話した。決して短い時間ではなかった。だが、1年間耐えた末に、一族の夢はかなった。

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2012年10月26日のニュース