ロマン7回無失点で9勝目!ヤクルト、3位とゲーム差なしに

[ 2012年9月11日 21:08 ]

7回無失点で9勝目を挙げ、ファンの声援に応えるヤクルトのロマン

セ・リーグ ヤクルト2―0阪神

(9月11日 東京D)
 セリーグ・4位のヤクルトが2―0で阪神に競り勝ち、3位の広島にゲーム差なしに迫った。来季続投が決まった直後の試合で、白星をつかんだ小川監督は「貴重な点数を守り切れたのは意味がある」とうなずいた。

 ヤクルト・ロマン、阪神・メッセンジャーの両外国人の投げ合い。ロマンは初回1死満塁、5回2死満塁、そして1死満塁と再三ピンチを招きながら踏ん張った。

 初回1死満塁はマートンを一直、続くブラゼルを150キロの速球で空振り三振。5回の2死満塁は新井良を遊ゴロ、そして7回1死満塁でも新井良を低目のスライダーで三ゴロ併殺に仕留め、無失点で切り抜けた。「自分にとってもタフな試合だったが、一生懸命投げ抜くことができたし、勝つことができた。その要因はバックが守りで盛り立ててくれたこと。野手のみんなのお陰です」。来日1年目の右腕は淡々と振り返った。

 打線は0―0の6回2死一、二塁から川端が先制の左前適時打。2球で簡単に追い込まれながら変化球をファウルで粘り、最後は150キロの外角球を三遊間を抜く技ありの一打。「どうしても欲しかった先制点を取れてよかった」と川端。8回にはバレンティンの左犠飛で1点を追加し、ロマンから山本、バーネットとつないで逃げ切った。

 この日、巨人に敗れた3位・広島とは勝率で3毛下回るものの、ゲーム差なしに並んだ。ロマンは「ファンと一緒にプレーオフ(CS)に行きたい。残り試合、全力を尽くしてプレーする」と気力強かった。

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2012年9月11日のニュース