今井見殺しに…広島 23イニング連続無得点

[ 2012年9月8日 06:00 ]

<広・D>4回、先制を許しガックリとベンチに戻る広島・今井

セ・リーグ 広島0-1DeNA

(9月7日 マツダ)
 前回の阪神戦で初完封を飾った広島・今井が1球に泣いた。4回2死二塁で梶谷への1ボール2ストライクから、制球ミスを犯した。内角を狙った真っすぐが甘くなり、先制の左中間三塁打を浴びた。

 「悔しい点の取られ方でした。ここで抑えてやろうという力みがシュート回転になりました」

 有利なカウントでの失投、“もったいない”の言葉も出た。「勝負にいくなら甘く入ってはいけない。ツーツー(2ボール2ストライク)でいいと思えていたらもっと厳しい球がいったと思う」。その1点が決勝点となり、反省の弁が続いた。

 「1点は取られたが、前回同様、今井はいいピッチングをしてくれた」

 野村監督は今井を責めなかった。「得点できないのは厳しい」。苦言を呈したのは、23イニング連続無得点の打線の方だった。8日の試合でも2得点以下なら10試合となり、57年以来、55年ぶりのチームワーストタイ記録となる。

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2012年9月8日のニュース