新垣 86日ぶり勝利 愛娘だっこできなかった腰痛克服

[ 2012年9月8日 06:00 ]

<ソ・ロ>6勝目を挙げたソフトバンク・新垣はファンの声援に応える

パ・リーグ ソフトバンク4-1ロッテ

(9月7日 ヤフーD)
 首位を追走するチームに頼もしい男が戻ってきた。ソフトバンク・新垣が7回を2安打1失点。6月13日の中日戦(ヤフードーム)以来86日ぶりの6勝目に「休んだことで肩と腰の状態も良くなりました。直球で押していくスタイルに戻すことができました」と笑みを浮かべた。

 07年はシーズン25暴投を記録し、08年も1試合5暴投とプロ野球記録を持つ右腕は初回、2暴投で2死一、三塁とされ福浦に中前適時打を浴びる。だが「コースを狙うのではなく、思い切り投げようと思った」と真っすぐで押し、2回以降は6イニングを無安打無失点に封じて見せた。

 6月30日の楽天戦(Kスタ宮城)で3回2/3を4失点で2軍降格。「娘をだっこすることもできなかった」。6月3日に第2子(女児)が誕生したが、抱きかかえようと腰をかがめると、激痛が走るほど腰痛は悪化していた。だが、地道なはり治療を続けた結果、マウンドへ帰ってきた。

 「うまく立ち直ってくれた。持っているものは素晴らしい。それを出せば打たれない」と秋山監督。連敗は2で止まり、首位・西武との差を5ゲームに戻した。

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2012年9月8日のニュース