イチのだけ盗まれた!マリナーズ「51」ユニ窃盗被害

[ 2012年8月25日 06:00 ]

セーフコ・フィールドに併設されたマリナーズのグッズショップに並ぶ「ICHIRO」の名前入りユニホーム

 マリナーズの本拠セーフコ・フィールド内の球団オフィシャルショップで22日未明(日本時間同日)、窃盗事件があり、ヤンキースに移籍したイチロー外野手(38)のレプリカユニホーム16枚が盗まれていたことが分かった。地元紙シアトル・タイムズが報じた。

 防犯カメラの映像によると、男とみられる犯人は石かブロックのようなもので入り口のガラスを叩き割ってショップ内へ侵入。数ある商品の中から、背番号51のレプリカユニホーム16枚のみを盗み去った。まさにイチローだけを狙い撃ち。同店責任者のクリス・フレンチさんは「とても特定的な犯行だ。犯人は事前に店内をしっかり調べてから盗んだ」と驚きを隠さない。

 シーズン途中の移籍が日常茶飯事の大リーグでは、在庫処分のため移籍した選手の関連グッズは割引価格で販売される。イチローのレプリカユニホームもその例に漏れず、正規価格の240ドル(約1万9000円)から半額の120ドル(約9500円)で販売中で、被害総額は1920ドル(約15万1700円)だった。

 シアトルではいまだ、数々の記録を達成してきたイチローは特別な存在なのか。ただ、将来的にイチローのマリナーズ時代のユニホームに付加価値が付くのを期待して、転売目的で盗んだ可能性もある。現在は地元警察が犯人の特定を急いでいるが、犯行理由はいかに?まさか、イチローがヤンキースに移籍したことを知らなかったりして…。

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2012年8月25日のニュース