大阪桐蔭・藤浪 プロ表明「球団にこだわりなし」

[ 2012年8月25日 06:00 ]

甲子園春夏連覇を達成するまでに大きく育った大阪桐蔭・藤浪(右)をねぎらう母・明美さん

 第94回全国高校野球選手権大会で史上7校目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手(3年)が24日、プロ入りの意思を表明した。

 「自分の中ではプロに行きたいと思っています。もともとプロ野球選手になりたかったので」。まだ、同校の西谷浩一監督と最終的な進路面談を行っていないため「自分の中では」という表現にとどめたが、同監督は「本人の希望が通るようにしてやりたい」と話した。

 今夏の甲子園では36回を投げて49奪三振、わずか3失点。準決勝、決勝と2日連続で2安打完封勝利を挙げ、再び株を上げた。今秋ドラフトでの目玉選手となることは確実で、前日には大阪に本拠を置く阪神、オリックスの2球団が1位指名の最有力候補であることを明言。藤浪本人は「球団にこだわりはない。指名していただいたところで頑張りたいと思います」と12球団OKの姿勢だ。

 連覇から一夜明け、「ようやく優勝の実感が湧いてきた」と話した藤浪。25日からは、30日に韓国で開幕する18歳以下の世界選手権に出場する日本代表チームの合宿に合流する。

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